第3世代のGPU切り替え技術「Optimus Technology」

NVIDIA、第3世代のGPU切り替え技術「Optimus Technology」
~シームレスで自動的な切り替えにより長時間駆動と高性能を両立

>  一般に、IGPは消費電力が少ないが、性能が低く、dGPUは性能が高いが、消費電力が高い。これらを切り替えて利用することで、必要に応じたバッテリ駆動時間とグラフィックス性能を得ることができるようになる。
> Optimusではソフトウェアの面でも先進的な機能が取り入れられている。これまで、GPUの切り替えはユーザーがスイッチや設定で明示的に行なうか、あるいは電源の接続状態に応じて切り替えが行なわれていた。これがOptimusでは、完全に自動化された。
> ルーティングレイヤーをオンラインで常にアップデートすることで数多くのアプリケーションに即座に対応できる
>  Optimusのソフトウェアには「ルーティングレイヤー」と呼ばれるカーネルレベルのライブラリが含まれる。このソフトは、現在実行されているそのほかのアプリケーションがdGPUを必要とするかどうかを判断し、それに応じてdGPUのオン/オフを切り替える役割を持つ。
>  この“必要とするかどうか”というのは、具体的にはそのアプリケーションが、「DirectX」、「DXVA」、あるいは「CUDA」のコールを行なうかどうかを検知している。つまり、この3種類のAPIを利用するアプリケーションが起動すると、dGPUが自動的にオンになり、アプリケーションを終了すると、dGPUがオフになるのだ。

素晴らしい!

> さて、世の中にはそれこそ無数のWindows対応アプリケーションがある。DirectX、DXVA、CUDAのいずれかを使うものに限定しても、膨大な量だ。また、それらは日々新しいものが作られている。
>  NVIDIAでは、それらを逐一検証し、プロファイルへ追加している。そしてプロファイルがアップデートされると、それはNVIDIAのサーバーからオンラインで各ユーザーのPCに保存されたプロファイルにも即時反映されるようになっている。これは、アンチウイルスソフトのパターンファイルが日々更新されるのと同じような仕組みだ。つまり、ユーザーが意識することなく、かつドライバ自体を変更することなく、プロファイルを最新のものに保てるようになっている。

なんだか不具合も出そうだけれど、早く見たい。

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