フレームワークに対する考え方

昨日某所にて仕事帰り20人ばかりの方々が集い、勉強会が開かれた。
仕事は開発系、運用系、構築系、その他(自分)といったとこでしょうか。

勉強会自体は以前から月単位で行ってはいるようですが、今回はなんとJUSの波田野氏が講演するということで、ウキウキしながら身を狭くして参加しました。
今回はInternet Weekで話した内容の一部、運用に関する内容でした。
5時間話せる内容を2時間足らずで話すのだから、凄いものです。5時間話せるということだけでも凄いことですが。普通の人じゃ絶対無理です。。
まあ、結局歓談が長引いて全部は無理でしたが。

事前資料で頂いたファイルは146ページありました。
資料を見ていて感じるところはありましたが、UNIXという考え方を前提に運用について思考しているのだなと思いました。
運用に限らず、また上流/下流工程に限らず、SEが行わなくてはならない一番の仕事はドキュメント作成だ。また、ドキュメントの保存形式は汎用性があり依存性を持たないXMLが望ましい。
という話をしていましたが、過去を振り返ってかなり頷ける話でした。

職場でも、客先に出す文書は仕方なくMSのExcelもしくはWordになるが、そもそもWindowsOSを使用していない為、基本のエディタはviで、保存形式は既にXMLを採用しているそうです。
ファイルの世代管理、検索/置換の有用性を考えただけでも作業効率は雲泥の差が出てきそうなもので、事実、確かに結果としてでているという。
頭の固い保守的な会社ではそうはいかない(多くは上が嫌がるから)だろうけど、能率を突き詰めていったら自然とそっちにシフトしていきそうなもの。

最近は全く更新していないものの、ここで使用しているポップアップの参照データと一覧の出力は最初からXMLを採用しています。
ついでに独自タグも。

何故かというと、
・データの一意性をもったものは最初の構築には大変な思いをするけれど、物事を長期的に見ると右肩上がりで能率が上がっていく。運用管理がしっかりしていさえすれば、基本下がることはない。
・その場凌ぎでやりくりしてしまっていると何の蓄積もなく、結果、能率で見た場合は良くて横ばいとなり、そこには発展性がない。
・フレームワークさえしっかりしていれば、良くも悪くも運用の結果が見えてくる。そこで取捨選択を行う機会が得られる。
そこが素晴らしい。

どの業界、どの分野でも、「運用」というものは言い方を変えて存在します。
・農業 → 生産
・漁業 → 漁
・工業 → 製造
・営業 → ルート営業
・トレーダー → 証券売買
等。

全て見方を変えてみても、考え方は通じます。
保守と発展を交互に繰り返して成長して行くわけですから、イレギュラーはトップダウンの判断で取捨選択してなくし、限りなくシンプルにしていくのが望ましいです。

いろいろと考えさせられる展開でしたので、次回また参加したいです。

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