バーチャルといえば

バーチャルボーイ。

全てが懐かしい。
以下とは全く関係ないけど。

忘年会の席で、Xen/KVM/Hyper-V/VMware 等の VMM の話が出てました。
3年前くらいから仮想化を利用したサーバとクライアントを含めた集約した環境を考えはしていたけれど、結局のところホームユース前提での利用は限定されていた。

理由としては、
・サーバ
-排熱/消費電力/騒音を考慮すると小型のハード選定となり、そのハードでは複数OSの起動時にオーバーヘッドが致命的
-管理は大変となるが、同型複数ハードの環境で独自に運用した方が障害耐性に分がある
-そこそこのスペックの中古ノートPCが安く手に入るので、それで困ることはない

・クライアント
-サーバが非力であれば、そもそもクライアント環境は集約できない
-NASがあれば複数台のデータ保存と共有には困らないし、そのような利用を行えば済んでしまう
-テスト環境ならクライアントのVMware上で動作確認できる
-3Dの表示が出来ない
などがあった。

しかし、今では
・そこそこの排熱/消費電力/騒音のハードで、且つマルチコアCPUにIntel VTやAMD-Vの仮想化サポートもある
・VMware Workstation 7で3Dグラフィックスに対応し、他も順次対応していく可能性が高い
・大容量HDDが安価で手に入り、SSDの大容量化/低価格化も進んできている
・Windows7ではリモートデスクトップのプロトコル(RDP)の最新バージョンである「RDP 7.0」が採用され、グラフィックス処理の一部やマルチメディアの再生をリモートデスクトップ接続を実行したクライアント側のGPUやCPUで行うようになる
・商用向けで有償だったものが、無償として提供されてきている
等、仮想化を利用するメリットが格段に増えた

例えば大容量のNASを1台用意して、もう1台のハイパーバイザ上の各OSからマウントして利用する。
データの可用性を考えればそれだけで十分で、基板の障害を考慮してもう1セット用意できるなら長期間の稼働にも耐えられる。
どの様なクライアント端末からでもリモートで接続さえすれば、一貫性をもった環境を維持できる。素晴らしい。

普段からVMwareはテスト環境で使用しているので、今使っているCPUQ9550のIntel VT の機能ON/OFFで、効果は実感出来ている。
環境を構築できるだけの余裕さえあれば技術的には問題ないレベルになっているので、これからが大変楽しみ。

-仮想化支援機能確認ツール
VirtualChecker
-ハイパーバイザの違いとかわかりやすいので以下
第4のハイパーバイザー、Red Hatの「KVM」
>  XenやHyper-Vは、ドメイン0という仮想化を管理するOSが必要で、ドメイン0にインストールされたデバイスドライバをゲストOSが利用する仕組みを採用している。これは、ハイパーバイザーのデバイスドライバを含めないことで、ハイパーバイザー自体のサイズを小さくできるのが利点だ。また、ハイパーバイザー専用のドライバを用意しなくても、ドメイン0がサポートしているドライバがそのまま利用できるのもメリットとなっている。
>
>  一方、VMwareは独自のハイパーバイザーとなっているため、周辺デバイスを利用するためには、ESX用の独自ドライバが必要になる。大手ベンダーのサーバーの多くをサポートしているものの、ドライバが用意されていないNICなどの周辺デバイスがESXで利用できないというデメリットがある。
>
>  KVMは、Linuxカーネルに統合されているため、ESXと同じアーキテクチャといえる。ただし、Linux用のドライバがそのまま利用できるのがESXと大きく異なる。Linuxコミュニティが、今まで蓄積してきた膨大な周辺デバイス用のドライバがそのまま利用できることは大きなメリットだ。また、多くのメーカーがLinux用のドライバを積極的に開発しており、サポートされる周辺デバイスも多い。

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