福島第一原発事故

3月11日の地震以降、専ら福島第一原発のニュースが続いている。
システム上の不備でウラン燃料の冷却が出来ず、ウラン燃料の被覆管で使用されているジルコニウムが溶けて発生した水素が爆発。
その影響で放射能漏れが発生し、15日に3号機周辺で放射能濃度400ミリシーベルト(1時間で一般人の年間被ばく線量限度の400倍)の高い数値を観測した。

経済産業省原子力安全・保安院は18日、福島第一原発の事故の事故について、国際原子力事象評価尺度(INES)=レベル0-7=のレベル5(事業所外へリスクを伴う事故)に相当するとの判断を示した。
これは日本で発生した過去最悪の原子力事故と評価されたことを意味する。

発電所停止の影響で供給可能な電力量が減り、供給量を上回ると大規模な停電となって信号機や病院等の電気も止まってしまう為、東京電力は輪番停電を実施。
電力の多くは企業が使用しているといわれており(7割近くとか)、平日は電車が5割の本数で運転&場所によっては停電で運休、家庭ではグループ毎に停電が。
都内では停電にならない場所もあるが、どの家庭も節電をしているとのこと。
休日は供給量を上まらない為、特に停電はなさそう。

原発事故といえば2004年8月の美浜原発事故を真っ先に思い出した。
汚染や被曝はなかったものの、国内初の運転中の原子力発電所における死亡事故が発生した事故。
国際原子力事象評価尺度はレベル1。

被曝では1999年9月の東海村JCO臨界事故。
ステンレス製バケツでウラン溶液を運ぶというずさんな作業工程にて、致死量の6~7シーベルトを越える推定16~20シーベルト以上を浴びての被爆者の発生。
国際原子力事象評価尺度はレベル4。

当分は通常通りの生活は無理だろうけど、何とか落ち着いて欲しい。

関連記事:

コメントは受け付けていません。