夢の続き

久しぶりに夢を見た。

国道沿いに父親を乗せて車を走らせているところから始まるのだけれど、道が混んでいたので、国道を渡ってすぐ脇にあった小さな店に入ることになる。
最初は、車を乗り始めたころの出来事かと思っていた。

その店は、昼は定食屋、夜は居酒屋を経営して切り盛りをしているところで、テーブル二つとカウンター席、あわせて10人くらい入れるだろうか。
いつの間に注文したのか、出されたラーメンセットと思しき半チャーハンとラーメンは、予想を裏切らない出来具合だった。
父親は何か店員と話混んでいて、話が盛り上がったのか、車からカードのようなものを持ってきて、昔話を始めた。
気付けば、タバコを吸い、酒を飲んでくつろいでいる。
何やら話が長くなりそうだ、と思った辺りで、店を出ることになる。

次に着いたのは、別荘地の様な一角にあるマンションの中。
部屋の中には知り合い連中と思しき複数人がいて、皆くつろいでいる様子。
知り合いとの話の内容から、まだここが目的地ではないと知る。
海も近いというので、年の近い幾人かと海辺を散策することにする。
季節はもう夏なのか、夏の終わりなのか、心地よい温かさがあった。

部屋に戻ると、まだいろいろと話が続いているようで、度々笑い声が聞こえてくる。
父親が席を立った後、皆何かに気付いているらしく、顔を見合わせて言葉を詰まらせていた。
それを察して「家に一度帰らせたい」と自分が言う。
思えば、何処に向かっていて、何処が目的地だったのだろう、ということは頭の隅に追いやって。

父親が戻った後は、折角みんなで集まったんだからということで、ひたすら写真を撮ることになった。
皆、終始笑顔で、晴れやかだった。
でもフレームに入った影は、見た目より随分少ない気がした。

近くにプールがあるということで、今度はそっちで泳ぐことにする。
「海でも泳ぎたかった」と言っていたことから、海辺に行ったときは泳ぎはしなかったのだと知る。
先に入って泳いでいる知人の後を追う様に、プールに入って泳ぎ始めた。
水の中がこんなにも息苦しいものだということを、その時思い出した。

ここまで。

こんな夢をみたのも、昔の地図を見ていたからだろうか。

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